クラフトビールに影響を与えるホップとは

クラフトビールに影響を与えるホップとは
クラフトビールの風味や味わいに強い影響を与えるのがホップになります。
麦芽に並ぶクラフトビールの腫瘍原料のひとつで、苦味や香りを付け加えるために配合されておりどの種類をどの程度の分量で、いつのタイミングで加えるかによって仕上りが大きく違って来ます。
冷酷な気候が栽培に適しており、北半球ではアメリカやドイツ・南半球ではオーストラリアやニュージーランドが世界的産地。
日本国内では明治初期に北海道で栽培がはじまり、現在では岩手県を筆頭に東北地方以北で栽培されています。
7-8メートルの高さまで成長し、まつぼっくりに類似した果実をつけ、「ルプリン」と呼ばれる器官を持ちます。
クラフトビールの味わいを決めるのがルプリンに豊富に含まれるアルファ酸と呼ばれる成分です。
アルファ酸自体には、それほど苦味はありませんが加熱することでイソアルファ酸に変化し、独特のさわやかな苦味になるわけです。
このイソアルファ酸に比例して端麗な苦味が強くなります。
クラフトビールによく使われるホップの品種
ホップはどれも同じというわけではありません。
実は、世界には実にさまざまな品種のホップがあり、それがクラフトビールにユニークな香りをもたらします。
まずエクイノックスは比較的新参者です。
2014年までは単にHBC366という実験名で知られていたが、油分が非常に高く、その結果ビールに爆発的なアロマを付与できることから人気が急上昇し、改名されたものです。
次にカスケードは太平洋岸北西部を走るカスケード山脈にちなんで命名されました。
1956年、アメリカのホップ収穫を脅かす病気の蔓延に対抗し、美味しくて耐性のある種という新たな選択肢を模索するために、初めて品種改良されました。
クラフトビールのパイオニアたちもよって、より豊かで大胆な味わいを提供する種として広められました
チヌークはパインの香りが強く、軽いスパイシーさがあるとされています。
カスケードと同様、チヌークは、より持続可能で市場に適したホップの選択肢を探していた米国農務省によるホップ育種プログラムの一環として生まれました。
1985年にデビューしたチヌークは、クラフトビールムーブメントの中で瞬く間に人気を博しました。